大﨑洋
引用元:Business Journal
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吉本興業は現在、NetflixやAmazonで動画コンテンツを配信しています。

その理由は、大崎洋会長が「テレビのリモコン」にNetflixのボタンがあるという情報を聞き、岡本昭彦社長が実際に電気屋でテレビのリモコンを見にいったそうです。

本当にテレビのリモコンにNetflixのボタンがあったため、NetflixやAmazonへの参入を決意!というのが吉本興業の動画コンテンツ制作のキッカケだそうです。

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大崎洋会長がテレビのリモコンでNetflixへ参入したワケ

大崎洋会長
引用元:経済界

大崎洋会長は、テレビのリモコンをみて「ハ!」と閃いたというわけではありません。

以前から、吉本興業の行く末を考えていたとインタビューで言っています。

二十数年前、インターネットが出てきたころだったかな、新しいメディアの黒船がアメリカから来るのかな、ひょっとしたら中国からも赤船が来るんと違うかなと、ぼやっと思っていました。その頃から黒船と赤船のへさきの先頭に立って、こっちこっちと水先案内をしたら、会社は生き残れるかもしれないなと。日本独特のソフトパワーがあるとするならば、新しいタレントマネジメントの方法や、コンテンツマネジメントの方法があるはずだし、それを身につければ、吉本は生き延びられるんじゃないかなと思っていました。

テレビというインフラは日本で色々なしがらみがあるということでしょうか、インタビューではかなり突っ込んだ話をしています。

既存の枠組み(テレビ)ではお笑い芸人を供給するという役割の吉本興業ですが、それだけではなく新たに色々な活動をするとなると次のプラットフォーム(NetflixやAmazon)が伸びる時期に一気にポジションをとっておこう!という戦略のようですね。

テレビとは違いネットでの動画配信は
・制作の自由度が高い
・適正配分がなされている
・マーケットの規模が大きい
・インフラの費用がかからない

ということを挙げています。

大﨑洋会長は吉本興業の舵をきる者として、色々なことを考えていることが分かります。

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吉本興業はNetflixではどんな作品を配信している?

火花 予告編 – Netflix

又吉直樹の「火花」は芥川賞を受賞したということもあり、当時非常に話題になった。

吉本興業の又吉の小説をドラマにするということで、吉本興業としてはかなり手堅い戦術だったように思う。

明石家さんま企画&プロデュース!『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』予告編

また、明石家さんまの企画もドラマ化されている。

テレビとは違い、自由度が高くフレキシブルに企画を作っていけるのがネット配信の強みのようだ。

Netflix 全世界独占配信 全員ウソつき、恋愛ドキュメント「REA(L)OVE」予告編 90秒ver

ロンブーの淳も、今流行りの恋愛リアリティーショーを手がけている。

恋多き男・淳が仕掛ける恋愛リアリティーショーはどんなものなのか?

気になる方も多いようだ。

Netflixでは、今後さらに芸人独自のコンテンツを配信していくことが予想される。

吉本興業はAmazonではどんな作品を配信している?

ドキュメンタル シーズン7

Amazonでは、なんといっても松本人志のドキュメンタルだろう。

すでにシーズン7までいっており、海外でもドキュメンタルのフォーマットを使って番組を作るという話もあるようだ。

その他にも、吉本興業のベテラン芸人を使って独自のバラエティ番組をAmazonで配信している。

『今田×東野のカリギュラ』シーズン2予告編|Amazon Prime Video

命がけ!浜田軍vsナイナイ矢部軍の激突自動車バトル!!Amazon Prime『戦闘車』

テレビよりもマニアックかつ過激な内容であり、ファンにはたまらないというのが正直なところだろう。

今後の吉本興業の動画コンテンツはどうなる?

テレビに芸人を送っていた吉本興業だが、テレビ局から支払われるギャラには限界がある。

所属する芸人のコンテンツ力を使った製作会社を立ち上げて、そのコンテンツ販売で利益をあげようという算段だ。

NetflixやAmazonは今後さらに伸びていくと思われるので、テレビだけではなく新たなプラットフォームに力を入れるのは当然といえば当然か。

お客さんとよりダイレクトに繋がることができる最近のビジネスにおいて、芸人という最強のコンテンツをもった吉本興業のさらなる発展に期待したい。

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