「きゃりーぱみゅぱみゅは口パク」という印象が世間では強いようです。
実際にきゃりーぱみゅぱみゅのライブに行ったことのある人は、「生歌だった」という感想なんですけど、主に音楽番組での口パクが気になる人が多いんですね。
では、実際にきゃりーぱみゅぱみゅは口パクなのでしょうか?
また、口パクであるならその理由は?まとめてみました。
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きゃりーぱみゅぱみゅは口パクなのか?
きゃりーぱみゅぱみゅに「口パク」の印象が強いのは、声にエフェクトという加工をかけているからだと思われます。
プロデューサーの中田ヤスタカは、人の声も楽器として捉えているようです。
きゃりーぱみゅぱみゅの曲は、ボーカルの声にライブなどでの再現性などを一切無視した強いエフェクトをかけるため、音楽番組出演時は口パクの可能性は確かに高いです。
ただ、本人の口から「音楽番組では口パク」という発言はないので、あくまで口パクの可能性が高いということです。
音楽番組の実際の口パク事情
きゃりーぱみゅぱみゅは音楽番組に出演する際、息も切らさずに歌うため口パクの可能性は高いですが、他のアーティストはどうでしょうか?
ジャニーズやAKBなんかでは、転んでマイクから顔が離れてしまっても歌声が流れ続ける…という決定的な口パクを裏付ける動画なんかが、よくYOUTUBEでアップされています。笑
きゃりーぱみゅぱみゅに関しては、そういった口パクを裏付ける決定的な動画はありません。
また音楽番組の方針などで、できる限り完璧な音源で出すために口パクをお願いするパターンもあるようですから、口パクだから必ずダメという訳ではないんですね。
口パクをしているアーティストは多くいて、なおかつそれが番組からの要求である可能性もあるということです。
きゃりーぱみゅぱみゅが口パク批判される元となった事件
昔の話ですが、フジテレビの「FNSうたの夏まつり2013」で、きゃりーぱみゅぱみゅの口パク疑惑が話題になりました。
そもそも音楽番組での口パクは、結構前から当たり前とされてきた訳ですが、その年になぜきゃりーぱみゅぱみゅだけが話題になったかというと、音楽番組のプロデューサーが下記のようなコメントをブログに書いたからです。
『多くの視聴者がカラオケや口パクでも一向に構わないと思っている事も、充分把握し』た上で『多くのゲストを擁する音楽番組としては、画期的な取り組み』に挑みます!歌手であるからには、フツーに歌えることが絶対条件だと思うので 引用元:https://www.j-cast.com/
タレント千秋のツイートが物議に
さらに同番組がリアルタイムで放送されている時に、タレントの千秋が「口パクとか歌手じゃないと思ってる。歌手志望より。」というようなツイートをしたため、「きゃりーぱみゅぱみゅのことを言っているのでは?」との憶測が広まった。
さらに千秋はツイッターで、FNS歌の夏まつり2013に出演している斉藤和義や中川翔子のこともリアルタイムでツイートしていたため、きゃりーぱみゅぱみゅのことを言っているのはほぼ確実だという見方が大半で、ネットでは当時賛否両論が巻き起こった。
そしてこの事柄についてみんなの声は、「口パクでも、きゃりーの場合はしょうがない」という声と、「音楽番組では生で歌うべきだ」という声に分かれました。
にんじゃりばんばんを歌った訳ですけど、たしかに激しいダンスで一切みだれない歌声は口パクっぽいと感じる人が多いのも分からないでもないです。
これについて真偽は分からない訳ですが、この事がキッカケできゃりーぱみゅぱみゅ=口パクという印象が強くなったんですね。
きゃりーぱみゅぱみゅが口パクの理由
本人が公言していないのと、決定的な証拠の動画がない以上、断定的なことは言えないわけですが、口パクだとしたら理由は2つです。
歌声に機械でエフェクトをかけるため
レコーディングの際は、中田ヤスタカがボーカルにエフェクト加工をしている訳ですが、実際に音楽番組なので生歌にエフェクトをかけるとなると、その場で機械を操作する必要があります。
しかし、ボーカルにエフェクトをかけるのは職人芸。
その場でエフェクトをかける人がいないため、口パクで対応せざる得ないという状況が予想されるわけです。
音楽番組からの要望、認知させるのが目的のため
そもそも音楽番組から口パクでお願いしますと要求されているか、あるいは音楽番組に出演するのはきゃりーぱみゅぱみゅの新曲を認知させるためであり、生歌で歌うということは重要じゃないと考えている可能性もあります。
前途した通り、中田ヤスタカの音楽観はボーカル自体を楽器として捉えています。
そして全体のバランスの最適化を重視するため、世界観の表現をして広い人に認知してもらおうという目的で音楽番組に出演している…と考えられるからです。
音楽番組では、口パクの可能性が高いですが以上2つの理由が考えられます。
きゃりーぱみゅぱみゅはライブでは口パクなのか?
きゃりーぱみゅぱみゅ生歌わろた😂#EDC #EDCjapan2017 #きゃりーぱみゅぱみゅ pic.twitter.com/zlH3oOzRaC
— JK (@jnki_nc) April 29, 2017
さて、ツイッターできゃりーぱみゅぱみゅのライブに行っている人の声を探してみると、口パクじゃなく生歌で歌っている動画が見つかります。
実際にツイートや音源をきくと、きゃりーぱみゅぱみゅがライブ中に歌ではない部分で叫んだりしている動画が見つかります。
明らかに、生歌ですよね。笑
ただ、純粋な生歌ではなくこれは「かぶせ」という技法を使っている可能性が高いです。
口パクじゃない?バッキング・ボーカル手法、かぶせという加工
一般的に言われる口パクは、ほとんどない
マイケルジャクソンなどもダンスが激しすぎるため、声が出せないところだけ口パクにしたりする手法をバッキング・ボーカル手法といいます。
これはかなりメジャーな手法で、「口パクだ!」とすぐ騒ぐ人もネットでは多いわけですが、ちゃんとした音楽の手法の1つです。
また中田ヤスタカの場合は、ボーカルの声に電子的な処理を施して調整するなど、独特な手法を用いています。
そのため、口パクなどでは?と疑われる可能性が他のアーティストより高いといえますね。
さらに音楽には「かぶせ」という技術もあり、これは音源に生歌を乗せるというもの。
口パクと生歌のいいとこ取りみたいな手法ですね。
これを素人が見分けるのは至難の技であり、実際にアーティストがライブなんかで生歌なのか?かぶせなのか?を判別するのは、無理だと思います。
一般の人が口パクだ!と騒いでいるのは、完全な音源を流して歌ってる風に見せるという事なので、ライブだとそんな人はほとんどいないでしょう。
きゃりーぱみゅぱみゅ 原宿いやほい
この動画も、かぶせですね。
実際に原曲と違う部分がありますし、盛り上げるかけ声もあります。
タモリさんが口パクを批判?
さらにヨルタモリで、タモリさんが「ダンサーが口パクで歌ってるのはどうかと思う」と発言。笑
それに対してゲストのきゃりーぱみゅぱみゅも、そういったダンサーは苦手と返しています。
尋常じゃないくらいゲストに応じて空気を読むタモリさんですから、Mステなんかにも出演していたきゃりーぱみゅぱみゅが本当に口パクだけのアーティストだったらこんな発言はまずしないでしょう。
ただ、きゃりーぱみゅぱみゅも後ろのダンサーの口パクは苦手のようですが。笑
まとめ
きゃりーぱみゅぱみゅは口パクなのか?調べてみると、可能性が高いということしかわかりませんでした。
そして口パクの理由としては、音楽番組からの要望と声にエフェクトをかけるのが難しいため、ということでした。
実際にライブでは生歌であり、口パクをするにしても音楽番組に限る…というのが結論ですね。