毎年夏頃になると日本に上陸する台風は、時には低気圧と呼ばれる形に変化することもあります。
台風、温帯低気圧などの違いは何か、どのように呼び方を変えているのか比較してみましょう。
台風・温帯低気圧・熱帯低気圧の違い

(引用:http://buzznews.asia/?p=106578)
台風は、熱帯地方で生まれる風の渦が大きくなって、南北緯30度付近までそのままやってくるものを指します。
海外では、その土地ごとに呼び方が変化し、サイクロンやハリケーンという言い方もされます。
強い強風と雨を伴うことが多く、災害や事故の原因になる場合もある危険なものです。
温帯低気圧は、台風の力が弱まってきたもので、東北や北海道に差し掛かる頃には、温帯低気圧に変化するものが多いです。
熱帯低気圧というものは、赤道の近くに存在している台風の元になるもので、台風の原型とも言えます。
つまり違いというよりは、状態ということですね。
熱帯低気圧から台風になり、力が弱まると温帯低気圧になる…ということです。
うむ、これでスッキリ「違い」という名の雨も快晴だ!
チャンネルはそのままに、さらに詳しく解説していきますよー!
台風とは!?

(引用:http://absurd.blogo.jp/archives/39044778.html)
台風は一般的に、大きな目のような中心と、その周囲に大きな風の渦を伴ったもので、沖縄や九州などを強い風力で襲います。
海上を移動するため、その経路では多くの水分を吸収し、前線の影響によっては移動が遅くなることもあります。
天候の変化によって、風力が弱まったり、雨の振り方が弱まることもありますが、普段とは格段に強い風が流れるので注意が必要です。
温帯低気圧とは!?

(引用:http://minkara.carview.co.jp/userid/887683/blog/26002880/)
温帯低気圧は、その名の通り、一般的な低気圧で、雨を多く降らせる雲のようなものになります。
台風として海上を移動する過程で大量の海水を吸い上げた台風はその水分の重みに耐えられなくなり、自然と風力が弱まって温帯低気圧へと変化します。
低気圧になっても風が強い場合もありますが、基本的には雨だけの雲に変化するので危険度は下がります。
日本の中国地方や関東地方に差し掛かる頃にこうした形に変化することが多く、大陸からの気団や、太平洋からの気団によって力が弱められることも多いです。
熱帯低気圧とは!?

(引用:http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/49664073.html)
熱帯低気圧は、非常に強い低気圧で、赤道付近に存在しています。
熱帯低気圧が強さを増すと台風・ハリケーンやサイクロンという呼び方をするものになります。
赤道付近の国々にとっては脅威であり、島国には特に大きな危険をもたらします。
強風だけではなく、津波などを伴うこともあるので、海沿いに住んでいる人は特に注意が必要なものです。
熱帯地域に残るだけではなく、熱帯低気圧のまま、日本に届くこともあるので、決して油断できない低気圧です。
時には台風が弱まったものが熱帯低気圧、温帯低気圧と呼び直されることもあります。
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